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浦メシ屋奇談

音楽のこと(特にSwing Jazz)、ミステリーのこと、映画のこと、艶っぽいこと、落語のこと等々どちらかというと古いことが多く、とりあえずその辺で一杯やりながら底を入れようか(飯を喰う)というように好事家がそれとなく寄合う処。“浦メ シ屋~っ!”

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しみじみと、アーティ・ショウを…

アーティ・ショウはベニー・グッドマンと違って、ジャズと言うよりポップスを聴いているようで楽しい。B.グッドマンはいかにもジャズ、いわゆるマニアックなのだろう。
ところが実際はアーティ・ショウの方が芸術家肌だという。自分が求める域には達しない、ということで、44歳でクラリネットを置いてしまったというのである。

今年は、そのクラリネットのアーティ・ショウの生誕100周年だそうだ。昨年ベニー・グッドマンの生誕100周年だったから、一つ違いということである。
アーティ・ショウといえば「ビギン・ザ・ビギン」をはじめミリオン・セラーが片手では収まらないというヒットメイカーである。(グッドマンは確か、「On A Slow Boat To China」の1曲だけ)

昨日(10月13日)、「花岡詠二インターナショナル・スイング・オーケストラ」のコンサートに行ってきた。
今年は2回目で、文化庁芸術祭参加公演だそうだ。それに「アーティ・ショウ生誕100周年コンサート」と銘打って、アーティ・ショウのお馴染みをたっぷりと楽しませてもらった。

メンバーは昨年同様、オランダ ブレダ・ジャズフェスティバルのメンバーで、神戸ジャズストリートの後、花岡詠二とともに上京し活動するヨーロッパとアメリカのプレイヤー5人と日本の精鋭との合同編成で、実に楽しみなバンドである。
第16回ホット・ジャズ・ビア・パーティ

実はこの前々日(11日)に、この外国人メンバーに花岡詠二をはじめギターの佐久間 和、ベースの小林真人の日本人を加えた編成で、例年の通り第16回ホット・ジャズ・ビア・パーティなるものをやっている。
これがまた、今ではほとんど見られない昔のジャムセッションを彷彿とさせ、まさにサービス満点で休憩をはさんで3時間たっぷり小編成のスイングの楽しさを堪能させてもらった。
特に「Tickle Toe」などのカンサス・スイングものは会場全体が熱くなり、いささか興奮した。最近はこういうことは少ない。

このメンバーに日本人の精鋭を加えてビッグ・バンドを組んだのが、インターナショナル・スイング・オーケストラである。(全メンバーは後述)
1stセットは前述のようにアーティ・ショウものをズラリ。
1. Begin The Beguine
2. Back Bay Shuffle
3. Indian Love Coll
4. Hop, Skip And Jump
5. Smoke Gets In Your Eyes
6. Scuttlebutt
7. Frenesi
8. Star Dust
9. ‘S Wonderful
「Frenesi」は久し振りに聴いた。コンボでもなかなかやるようなナンバーではないのに、ましてやビッグ・バンドでアーティ・ショウスタイルでなど、ほとんど皆無に近いのでは━。「Indian Love Call」も然りである。
また「Star Dust」も、往年の「渡辺 弘とスターダスターズ」を懐かしく想い出させる、あのアーティ・ショウスタイルである。
花岡詠二インターナショナル・スイング・オーケストラ

2ndセットはこれまた私にとっては何ともいやはや‥ガイロン・バードの「Linger A While」に、ラルフ・フラナガンの「Singing Winds」‥ここでスイートが聴けるとは、まさに何ともいやはやである。
それにPaolo Alderighi(パオロ・アルデリッギー)のピアノ・ソロでの「Tiger Rag」はなるほどと唸らせ、Engelbert Wrobel(エンゲルベルト・ロウベル)のクラリネットでの「Waste No Tears」は初めて聴く曲だが美しい曲で、演奏も素晴らしかった。
1. Linger A While
2. Singing Winds
3. Always
4. Stealin’ Apples
5. Tiger Rag(Paolo Alderighi)
6. Waste No Tears(Engelbert Wrobel)
7. Down In Honky Tonk Town
8. Amapola
9. Puttin’ On The Rits
10. Sing, Sing, Sing
11. Flying Home

メンバーは━
クラリネット&サックス 花岡詠二
トランペット 間宮良二、Malo Mazurie、鈴木正晃
トロンボーン 苅込博之、橋本佳明、川原聖人
サックス 白石幸司、Engelbert Wrobel、鈴木直樹、Antoine Trommelen
ギター 佐久間 和
ピアノ Paolo Alderigghi
ベース 小林真人
ドラムス Brooks Tegler

何年か前に、「Memories Of Benny Goodman」のコンサートでも、アーティー・ショウに焦点をあてて何曲かやったことがある。今回の方が良かったと思う。アーティ・ショウの気分を堪能できた。
それにスイートを聴けたのは思わぬ収穫だった。こんどスイート特集をしてくれないだろうか、
それにしてもコンサート直前、入りがもう一つおもわしくない、と言っていたがほぼ満員に近かったので安心した。それに、お客さんは大満足だったのが何よりである。
この手のコンサートがいつまでも続けられるよう、応援したいものだ。
※文中、敬称を略させていただいてます。

| スイング・ジャズ | 21:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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